2015-07-20

外国製(ガゲナウ・アスコ)の食洗機&IHを見学、共働き家庭にオススメな機器でした

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本日は自宅のキッチン周りの仕様検討のため静岡市にあるバスルーム・キッチン・インテリアのプロショップである、「Float dyed coalo」(フロートダイドコーロ) さんに打ち合わせと見学に行ってきました。

新しい家ではどんなキッチンにするかも夫婦お互いに重要です。事前に大手メーカーのシステムキッチンを見学させていただきましたが、ライフスタイルや価値観が多様化する中、わが家では「家事を合理的に、なるべく短時間に」が合言葉になっています。

わが家は共働き世帯です、子供たちも小さいので毎日家事に追われて大変です。
というわけで、夫も家事を行います。たとえば休みの日の昼食や夕食は作ってくれるのでありがたいです。

日本も欧米と同じく共働き世帯が増えていっている中でライフスタイルの勉強も兼ねて輸入ビルトイン機器(食洗機、IHクッキングヒーター)がどのようになっているか?私たちや日本人に合うかどうかも含めて見学させていただきました。

 

外国製食洗機について

 

毎日の「お片付け」は重要です。食事の後はなるべくパパッと済ませたいものです。昔から卓上型の食洗機を使ってきましたが、日本のシステムキッチンでは国産家電メーカー製ビルトイン型の引き出しタイプが主流です。

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スッキリした感じで良いのですが、中を開けてみると収納量が少ないのが気になります。収納量は5人分になります。

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毎食後入れては出しの繰り返しで「ざる、ボウル」「鍋、フライパン」などは手で洗わないといけません。当然そうするのが当たり前だと思っていたのですが、、、。

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外国製の食洗機は引き出しタイプで、なんといっても大きいです。たくさんの食器が入ります。

日本人の食卓は大皿料理ではなく各自に小分けして出すことが多いので、どうしても食器の数が多くなってしまいます。1台の食洗機では入りきらないことも多かったのですが、ここまで大きいと家族全員1食分以上の食器を入れることが可能です。

また、庫内もステンレスでできており樹脂製の国産品と比較しても頑丈な作りであることがわかります。

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左側が45Cm幅、右側が60Cm幅になります。ドイツの「GAGGENAU(ガゲナウ)」というビルトイン機器では世界的なブランドのメーカーです。

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写真がピンボケになってしまい申し訳ありません。45Cmよりも60Cmの方が収納量が多いのがわかると思います。

  • 45Cm幅 ・・・ 9人分
  • 60Cm幅 ・・・ 14人分

となります。国産メーカー品よりもおよそ2倍〜3倍の収納量です。

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45Cm幅モデルは日本専用モデルになります。国内メーカーのシステムキッチンに合わせて作られています。操作スイッチは手前にあり、深夜電力で運転できるようにタイマーの設定も可能です。

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60Cm幅は世界共通仕様となっています。操作スイッチは扉を開けた上面にあります。子供が誤って誤操作させないという意味では良いアイデアだと思いました。タイマーや操作機能は同じになります。

運転モードは食器の量や汚れをセンサーで検知して洗ってくれるのでオート(自動)で良さそうです。早洗いのクイックモードもあります。

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一番上のトレーにはスプーンをこのように挟んで洗うことができます。

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日本の食洗機では苦手なこういった容器(洗浄中にひっくり返ってしまう)も

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このように上から押さえることで中で動いてひっくり返ることを防ぐことができます。多くの国で使われているだけあって、収納量だけでなくたくさんのアイデアがあり魅力的に感じました。

大きいサイズを使う事で、調理器具も含めていっぺんに洗うことができそうです。

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同じ60Cmであれば「ASKO(アスコ)」(スウェーデン製)もあります。「GAGGENAU(ガゲナウ)」よりは若干価格が安いです。

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「ASKO(アスコ)」は庫内にライトがあるので周りが暗くても良く見えるという特徴があります。

(追記)この見学のあと、ガゲナウの60㎝食洗機を採用することになりました。
採用にあたって、キッチンは設計して、大工工事で制作することでコストを抑えることができました。

詳しくは、「自宅と設計事務所 完成見学会 その4」にてご覧ください。

 

外国製IHクッキングヒーターについて

 

次にIHクッカーを見てみたいと思います。

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ステンレスのシンプルなキッチンですが、右側に同じく。「GAGGENAU(ガゲナウ)」のIHクッキングヒーターが展示してあります。

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4口のIHコンロがあります。日本のコンロは3口なので、一つ多いです。また、魚焼きグリルがないので下側がスッキリしています。

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左上のコンロは横長になっていて、長方形の鍋などを使うことが可能です。中央手前の「回転つまみ」は火力の調整をすることができます。

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「回転つまみ」は磁石でできていて、引っ張ると簡単に外れます。外してしまうと電源OFFになるという仕組みです。調理後は外しておくことでチャイルドロックになります。

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外したつまみはたとえばフードとか冷蔵庫とかにくっつけておけばOKです。この状態であれば電源は入らないので配膳前の盛り付けスペースに使う事も可能です。

「GAGGENAU(ガゲナウ)」のIHには漏れ電磁波がほとんどないという特徴があります。ガスかIHかで悩んでいるという場合、IHの便利さはわかるものの、電磁波が怖くてIHにできないと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、電磁波の基準が厳しい欧州のメーカーは電磁波に関しては安心して使えると思います。

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「TEKA(テカ)」スペインのメーカーです。3口の横並びIHになります。奥側がフードなのですが、スイッチを入れると

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このようにスルスルっとフードが出てきます。

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上部が「吸い込み口」になります。とてもオシャレですね。

 

その他(バスタブなど)

 

このお店ではキッチンだけでなく、ライフスタイル全般を提案してくれます。

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浴槽や水洗器具なども展示してあります。

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 静岡県にお住まいでご興味がある方は一度遊びに行かれてはいかがでしょうか?

 

プランにどう活かす?

 

キッチンとしてどのように作るか難しいのですが、おおむね2つの選択肢があると思います。

  1. 既製品の国内メーカー製システムキッチンにこのような外国製ビルトイン機器を入れる
  2. オリジナルのオーダーキッチンで、好きなビルトイン機器を組み込む

国内メーカーでは対応できるところとできないところがあります。できる場合でもサイズによっては不可だったりしますので、難しいところもあります。オリジナルであれば完全に自由です。キッチンだけで家が構成されているわけではありませんので、予算も含めた全体のバランスを考えて決める必要があります。

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現在もプランの検討中でほぼ終盤に差し掛かっています。

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キッチンとダイニングを1階にするか2階にするかを検討中で、この案は1階にキッチンとダイニングを配置している案です。イメージを掴むために段ボールで簡単に模型を作っています。

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キッチンとダイニングが別部屋ですので、ダイニングで食事後にすぐにガゲナウの食洗機にしまうという形にしても面白いかもしれません。

本日の見学で、外国製食洗機とIHの魅力を感じました。私よりも夫の方がむしろ乗り気になったので、導入を前向きに検討すべくもう少しイメージがつかめる図面を書いてオーダーキッチンの方向で検討しようと思います。

本日は突然の訪問でしたが、たくさんのことを教えていただきありがとうございました。

(追記)この見学のあと、ガゲナウの60㎝食洗機を採用することになりました。
採用にあたって、キッチンは設計して、大工工事で制作することでコストを抑えることができました。

詳しくは、「自宅と設計事務所 完成見学会 その4」にてご覧ください。


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中村まり子

代表取締役/一級建築士まりこ建築デザイン株式会社
一級建築士。浜松市内の建築設計事務所、浜松日建工科専門学校教員を経て、2015年4月に「まりこ建築デザイン株式会社」を設立。充実した人生(Quality of Life)を過ごしてもらえる建物を提案したいという想いで設計業務を行っています。プライベートでは2児の母、趣味はクラリネット演奏。
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