<建築設計事務所とは>
建築設計事務所は各都道府県に登録された「建築士事務所」のことです。建築士法では、一定以上の規模を持つ建築の設計は建築士の独占業務としています。
弊社は最上位資格の「一級建築士事務所」のため延べ面積や階数に制限のない、規模を問わず設計を行うことができます。
[設計可能な建築士資格(概要)]
- 一級建築士 : 構造、規模、用途を問わず
- 二級建築士 : 木造の住宅や、小規模な鉄筋コンクリート造などの建物(延べ面積300m²以内)
- 木造建築士 : 木造建築物で2階建て以下で延べ面積300m²以内のもの
<建築設計事務所の業務とは>
建築士法が定める「設計等業務」のことをいい、設計に加えて関連業務も対象としており全部で6種類あります。
1. 建築物の設計 |
2. 建築物の工事監理 |
3. 建築工事契約に関する事務 |
4. 建築工事の指導監督 |
5. 建築物に関する調査または鑑定 |
6. 建築に関する法令または条例に基づく手続きの代理 |
1.の「建築物の設計」が設計事務所の業務と一般的には理解されていますが、設計図面を作成するだけでなく「工事監理」も業務として行います。
「工事監理」は設計が完了し、工事が始まった段階で図面通りに工事が正しく行われているか監理する業務です。
設計図面がいくら素晴らしいものであっても、きちんと工事されて建てられないと意味がありません。建築物は工場で大量生産される商品と違い1つ1つが「世界に一つだけのもの」となります。
そのため、工事をきちんと監理することは建築設計事務所にとって大切な業務となります。
設計・監理についての弊社の考え方について詳しくはコンセプトをご覧ください。
また、設計事務所は「設計等の業務に関する報告書」を都道府県知事に提出することや、設計図書を作成日から15年保存するなどの義務があります。
ここでは、一般的な「建築設計事務所」について説明しました。一般社団法人 新・建築士制度普及協会のホームページにある建築士の仕事(外部リンク)にわかりやすい説明がありますので、ぜひ参考にしてください。